日本ヒューマン・ケア心理学会学術集会 第19回大会

日本ヒューマン・ケア心理学会学術集会 第19回大会

ご挨拶

 このたび山梨の地で、日本ヒューマン・ケア心理学会学術集会第19回大会を開催させていただくことになりました。関係者の皆様のご支援、ご協力に感謝申し上げます。
 国内では、性感染症、薬物等の依存症、糖尿病や慢性肺疾患といった生活習慣病の罹患者が増加の一途をたどっています。また子どもの虐待予防や認知症患者の支援、自殺防止対策においてなかなか解決の道筋が見られません。生殖補助医療や遺伝医療に含まれる倫理的課題は当事者だけの問題にとどまらず、社会に大きな影響を与えています。
 このような問題に対しては、誠実な対話、無条件の肯定、地域社会における配慮と助け合いの関係性を基盤とした問題解決方法が欠かせないと考えます。専門の保健医療機関や教育機関においても、ヘルスケアシステムに変革を起こすことが求められている時代であり、ヒューマン・ケア心理職は、新しいデザインを提案していく必要があります。
 今大会では現場で活躍されている臨床家を講師、シンポジストとしてお招きし、参加者と議論を重ね、できれば将来の学会資格化についての議論に寄与できることを願っております。基調講演は、心理職として神経難病領域の最前線で活躍されている後藤清恵先生(独立行政法人国立病院機構新潟病院 臨床研究部 臨床心理・遺伝カウンセリング室長/心理療法室長)に「医療におけるヒューマン・ケア」をご講演いただきます。またシンポジウムでは、現代人が抱える複雑な問題に取り組むシンポジストを迎えて「ヒューマン・ケア実践のさらなる探求」を企画しております。さらに、今年の研修会は、「動機づけ面接法」を取り上げ、「行動に移して欲しい相手に、明日から使える新しいスキルとは?」と副題において開催いたします。医療、学校以外でも様々な場面に役立てられるでしょう。
 葡萄の収穫時期の甲府盆地で、有意義な交流を図り、心身ともにリフレッシュの機会にしていただければと思います。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。

2017年3月
第19回大会準備委員会委員長
中込さと子(山梨大学)

新着情報

会期・会場・アクセス

会期 2017年9月30日(土)~10月1日(日)
会場 9月30日(土)
研修会
山梨大学 医学部キャンパス臨床大講堂
〒409-3898山梨大学中央市下河東1110
医学部キャンパスの会場までの順路 »
車でお越しの方へ駐車場の案内 »
10月1日(日)
学術集会
山梨大学 甲府西キャンパスY号館
〒400-8510 山梨県甲府市武田4-4-37
甲府西キャンパスの会場までの順路 »
車でお越しの方へ駐車場の案内 »
アクセス 新宿~甲府 「あずさ回数券(6枚つづり)」があります。通常より格安で指定席乗車券が購入できます。
JR中央本線 新宿駅時刻表(土・日) »
JR中央本線 甲府駅時刻表(土・日・平日) »
医学部キャンパス 甲府駅から JR(身延線 普通電車 常永駅下車)、
JR身延線 身延・富士方面 (上り) »
JR身延線 常永 → 甲府方面 (下り) »
または山梨大学附属病院行バスに乗り換えてください。
甲府駅バスターミナル → 山梨大学医学部附属病院 行 »
山梨大学医学部附属病院 → 甲府駅バスターミナル 行 »
本数が少ないので計画的に旅程を組んでください。

甲府キャンパス

徒歩:甲府駅北口から約15分です。
バス:JR甲府駅北口バスターミナル2番乗り場 「武田神社」または「積翠寺」行き
バス停「山梨大学」下車 所要時間約5分

山梨大学 交通アクセス Webページ »

プログラムの概要

9月30日(土)14:00~ 山梨大学 医学部キャンパス臨床大講堂

研修会

研修会
テーマ 動機づけ面接法
行動に移して欲しい相手に、明日から使える新しいスキルとは?
講師 松尾 邦功 氏
日本禁煙学会認定専門医,KUNIX代表
MINT(国際的動機づけ面接トレーナー)
寛容と連携の日本動機づけ面接学会常任理事
  動機づけ面接法(Motivational Interviewing ; MI)は、なかなか行動を変えようとしてくれない相談者の状態に対処するためのコミュニケーションスキルです。単なる誘導的なスキルではなく、来談者中心的要素の共感を通して、反発を避けながら、変化に関する発言を増やし相談者自らの気づきによって行動変容へ導く手法です。研修会では、明日からのケアに実践できるよう、演習を交えながらMIの基礎について学びます。
※会員には修了証を発行します。

10月1日(日)9:35~ 山梨大学 甲府西キャンパスY号館

学術集会

基調講演
テーマ 医療におけるヒューマン・ケア
講師 後藤 清恵 氏
独立行政法人国立病院機構新潟病院 臨床研究部
臨床心理・遺伝カウンセリング室長/心理療法室長
講師
プロフィール
思春期・青年期心理療法を担当する臨床心理士として出発する中で、解決するべき問題や、問題の理解に大きな示唆を与え、視点を変える機会となったのは家族療法との出会いであった。間もなく、治療法のない進行性慢性疾患である神経難病患者・家族のQuality of Life(以下、QOLと記載)を支える心理的援助の取り組みから、厚労省研究班員として研究活動を続け、遺伝性疾患に関与する領域であることから、遺伝カウンセラーとなった。この私の歩みは、ニューヨーク州ロチェスター大学のスーザン・マクダニエルSusan H.McDniel博士らが提唱するバイオ・サイコ・ソーシャル・アプローチに統合される。多職種が連携して働き合い、円環的にシステムが機能する医療の促進である。
講師略歴 平成18年6月〜 新潟大学医歯学総合病院生命科学センター遺伝子診療部門特任准教授
  平成26年4月〜現在 国立病院機構新潟病院 臨床研究部臨床心理・遺伝カウンセリング室室長併任 心理室長
講師
研究活動
厚生労働科学研究費補助金(難治性疾患克服研究事業)分担研究 研究協力
講師資格 臨床心理士/認定遺伝カウンセラー/集団精神療法スーパーヴァイザー
講師
最近の業績
  1. 後藤清恵,「遺伝カウンセリングでの家族夫婦対応について,特集 医療現場での家族・夫婦アプローチ」精神療法2014;40巻5号:674-679,金剛出版
  2. 後藤清恵,「神経難病ケアのコペルニクス的転回-MDTのための、神経難病ケアにおける心理サポートと集団アプローチ-」 総合診療Vol.25 No.3 2015,252-254,医学書院
  3. 後藤清恵・中島孝,アクチユアル脳・神経疾患の臨床 「神経難病医療」(辻 省次編集 西澤正豊専門編集)中山書店 2015
  4. 後藤清恵,「遺伝カウンセリングにおけるバイオソーシャルアプローチ」家族療法研究Vol.32、No.1 2015,9-14 金剛出版
  5. 後藤清恵・芳賀まゆき・柴山直之・中島 孝,「入院・青年期筋ジストロフィー患者のサポートグループについての考察」集団精神療法,Vol.32,No2 2016,322-327 日本集団精神療法学会
シンポジウム テーマ ヒューマン・ケア実践のさらなる探求
  1. 胎児の命をチームで見守る
    ~出生前診断を通して~
    宮田郁 先生 大阪医科大学附属病院 リエゾン精神看護専門看護師

     近年、周産期医療の進歩に伴い、出生前の胎児の状況を医学的に把握することができるようになった。それは、必ずしも喜ばしいことだけではない。「どうして私の赤ちゃんだけが…」胎児に何らかの問題が見つかった時に妊婦から聴かれる言葉である。この言葉に医療者は真摯に向き合わなければならない。リエゾンナースとしてこの言葉にどのように向き合っているかを、当院での取り組みを通して報告するとともに、検討したい。

  2. 「妊婦のセルフケアプログラム」
    -動機づけ面接法による妊婦の禁煙維持への支援-
    神山とき江 先生 富士吉田市立病院 助産師

     多くの妊婦は、妊娠をきっかけに禁煙する。この機会を逃さずに禁煙が維持できるよう支援することは、助産師として重要な役割と考える。そこで、指示的に対応するのではなく、対象者と協同し変化したい行動に導いていく動機づけ面接法を用いて禁煙維持支援を行った。面接では、妊婦自らが禁煙の重要性に気づき、禁煙維持していこうとする気持ちに寄り添った。その結果、喫煙しなくても良い環境を整えることで産後も引き続き禁煙維持できた事例を紹介する。

  3. 若者の心理ケアを通じたキャリア支援
    原 瑞穂 先生 山梨大学 キャリアセンター特任教授

     近年の大学卒業者の就職率は上昇し、今年度の活動者の就職内定率は6月1日時点で61.0%であった。しかし、6月中旬になってもキャリアセンターに相談に訪れる未内定者は少なくなく、彼らの強い焦りと心理面への配慮が必要となっている。この二極化は例年より早い時期から現れており、売り手市場と言われる現在も就職活動を阻害する困難な要因が存在している。このような学生の傾向を調べ問題に応じた対策を考えることは、就職支援の現場における重要な課題である。

受賞講演 学会論文賞
一般講演 口頭・ポスター
総会  
懇親会  

第19回大会参加申し込み

参加登録申し込み 第19回大会参加申し込みフォーム [外部サイト] から送信してください。
非会員で研修会のみの参加、または一般公開参加費での申し込みの市民の方は、この下の各フォームでお申し込みください。
参加費の支払い 入金をもちまして正式に参加登録が完了となります。
大会抄録集 大会当日に受付でお渡し致します。

市民への一般公開

基調講演・シンポジウムに限定し、「一般公開参加費」で一般に公開いたします。

第19回では、市民と共にヒューマン・ケアについて考えていくために、基調講演とシンポジウムを公開いたします

参加登録申し込み 市民のための一般公開参加申し込みフォーム [外部サイト] から送信してください。
一般公開参加費
の支払い
当日お支払いください。
大会抄録集 こちらの申し込みの場合、抄録集はありません。

研修会の参加申し込み

参加申し込み 非会員 研修のみの申し込みフォーム [外部サイト] から送信してください。
参加費
  • 正会員は、研修会のみご参加される場合にも、大会参加費が必要です。
  • 非会員も、参加できます。
  • 参加費は、当日の支払いも可能ですが、可能な限り事前に指定の口座にお振込みをお願いいたします。

一般演題の申し込み

第19回大会一般演題プログラム(当日のプログラム)

日本ヒューマン・ケア心理学会術集会 第 19 回大会プログラム (口演・ポスター)PDFダウンロード »

発表者の留意事項

 学会発表(口頭・ポスターともに)は、抄録集の掲載に加えて、当日の会場での発表をもって実施したことになります。抄録集の掲載のみでは「学会発表」となりません。あらかじめ、研究に貢献した方々を共同研究者とし、筆頭発表者が当日発表できない場合は、共同研究者が代わりにご発表ください。万が一、当日発表ができなくなった場合、抄録集掲載のみでは、業績とはなりません。その場合、他の学会等で発表する際には、同タイトルとならないようご留意願います。発表に際して、変更事項が生じた場合は、速やかに大会事務局にご連絡ください。
応募資格
  • 筆頭発表者は発表申し込みの時点で正会員の方に限ります。
  • 筆頭発表者が非会員の場合は、7月31日(月)までに入会手続きを完了させてください。
  • 連名発表者に非会員が含まれる場合は、非会員1名につき4,000円の発表登録料が必要です。
  • 発表登録料は、大会当日に、筆頭発表者が総合受付でお支払いください。
発表形式
  • 「口頭発表」または「ポスター発表」のいずれかを選択してください。
  • 口頭発表予定時間:1演題15分(発表12分、質疑応答3分)
  • ポスター発表予定時間:1時間
  • ポスターサイズ:縦90㎝×横85㎝、演題番号は学術集会事務局で準備します。
演題申し込み方法
採択の通知
  • ご応募いただいた演題は査読後、演題登録者に結果を通知します。

優秀発表賞への応募

本大会では、演題登録時に「優秀発表賞」のエントリーをした方のみを対象に審査を行い、口頭発表部門および ポスター発表部門の優秀発表賞として懇親会にて表彰いたします。
演題登録画面に表示される「審査希望」欄にチェックを入れて、演題登録してください。

懇親会

日時 10月1日(日) 16:15~17:45
会場 学内
山梨のワイン、フルーツ、チーズなどお楽しみください。

参加にあたっての諸費用と振込方法

  • 連名発表者に非会員が含まれる場合、発表登録料は非会員1名につき4,000円です。 筆頭発表者は、総合受付にてお支払いください。
  • 学生参加費(大学院生・学部生)を利用される場合、当日、総合受付にて学生証をご提示ください。
  • 大学周辺は食事可能な場所が限られます。ご持参いただくか、弁当を申し込んでください。
  • 当日は、受付業務の簡略化のため、大会参加費、研修会費、懇親会費、弁当代の支払いを、可能な限り事前振込としていただくようお願いいたします。
  • 8月31日(木)までに前納した場合は、割引があります。

諸費用一覧

参加申込区分 支払区分 大会参加費 研修会費 懇親会費 弁当
正会員参加費 前納(8/31まで) 6,000円 3,000円 2,000円 1,000円
(山梨の自然食材を使ったお弁当)
8/31締切
当日 7,000円
非会員参加費 前納(8/31まで) 7,000円
当日 8,000円
学生参加費
(大学院生・学部生)
前納(8/31まで) 2,000円
当日 3,000円
一般公開参加費
(一般市民)
当日 3,000円

振込み先

  • 下記の指定口座にお振込みください。
  • 「払込取扱票」に、金額の内訳を明記のうえ、下記の指定口座にお振込みください。
    なお、払い込まれた諸費については、原則、返却ができませんので、予めご了承ください。
振込み先 ゆうちょ銀行  店名0二九(ゼロニキュウ)店(029) 当座 0137910
振替口座 口座記号番号 00290-2-137910
口座名称(漢字) 日本ヒューマン・ケア心理学会学術集会第19回大会
口座名称(カナ) ニホンヒューマンケアシンリガッカイガクジュツシュウカイダイジュウキュ

学会事務局連絡先・メールアドレス

山梨大学大学院総合研究部医学域看護学系成育看護学講座
〒409-3898 山梨県中央市下河東1110
Tel/Fax 055-273-8457 中込研究室

日程表

第19回大会日程表 PDFダウンロード »